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「ヒロシマ・アピールズ」2022 ポスター
タイトル:NO NUKES NO WAR
デザイン:佐藤可士和 (さとう・かしわ)
サイズ:B1(728×1,030mm)
印 刷:凸版印刷株式会社
用 紙:株式会社竹尾
制作コメント
2022年2月24日、ロシアによるウクライナ侵攻。そして核兵器の使用の威嚇。世界の緊張が高まる中、スウェーデンのストックホルム国際平和研究所は、核兵器が使われるリスクが冷戦以降で最も高まり、減少傾向が続いてきた世界の核弾頭の総数が今後10年間で増加に転じる可能性があると発表した。世界の安全保障環境は緊張を増し、厳しい現実が突きつけられている。日本は唯一の被爆国として、核兵器の恐ろしさを世界に伝える特別な役割を担っている。核兵器のない世界に向けて、今こそストレートに声を上げる必要があると強く感じた。ポスターは敢えてタイポグラフィーのみで構成し、力強い文字でデザインした「NO NUKES NO WAR HIROSHIMA APPEALES 2022」のメッセージそのものをメインビジュアルとした。Oと0の文字を黄色い円(和)にし、この難しい時代にあって、平和の実現を心から願う未来に向けての希望の光を表現した。一人一人が心にある希望の光を灯してつなげ、一つでも多くの希望の光が広がり、ヒロシマ・アピールズの活動が少しでも世界平和に寄与するよう願っている。
「ヒロシマ・アピールズ」ポスターとは
1983年、第1回作品として、当時JAGDA会長の故・亀倉雄策氏による「燃え落ちる蝶」を発表。その後1989年まで、毎年JAGDA会員1名がボランティアで1点ずつ新しいポスターを制作。ポスターは広島市長への贈呈のほか、1985年にスイス・ジュネーブでの米ソ首脳会談前に開かれた原爆資料展、1997年の欧州ヒロシマ展で紹介されるなど、海外でも反響を呼びました。戦後60周年を迎えた2005年に制作を再開し、平和市長会議の加盟都市への寄贈や2016年G7広島外相会合プレスセンターでの展示、2019年に広島を訪日したローマ教皇への寄贈など、海外に向けて平和を希求する心を発信し続けています。
・主催:一般財団法人広島国際文化財団、公益財団法人ヒロシマ平和創造基金、JAGDA広島地区
・協力:凸版印刷株式会社、株式会社竹尾
歴代制作者:
1983 亀倉雄策/1984 粟津 潔/1985 福田繁雄/1986 早川良雄/1987 永井一正/1988 田中一光/1989 勝井三雄/1990 石岡瑛子/2005 仲條正義/2006 佐藤晃一/2007 松永 真/2008 青葉益輝/2009 浅葉克己/2010 長友啓典/2011 遠藤 享/2012 奥村靫正/2013 葛西 薫/2014 井上嗣也/2015 佐藤 卓/2016 上條喬久/2017 原 研哉/2018 服部一成/2019 澁谷克彦/2020 渡邉良重/2021 大貫卓也/2022 佐藤可士和